仏前式

<a href="https://www.photo-ac.com/profile/944367">もじゃ</a>さんによる<a href="https://www.photo-ac.com/">写真AC</a>からの写真
仏前式は、ご先祖様や仏様に愛を誓い感謝する挙式スタイルのこと。
一度結婚すると来世でも結ばれるという仏教の教えに基づき、新郎新婦が仏様とご先祖様の前で「来世までの結びつき」を誓い、2人の巡りあわせを仏様とご先祖様に感謝する日本古来からある儀式です。
「ご縁」やご先祖様との絆、2つの家族の結びつきを十分に感じられる挙式スタイルです。
新郎新婦どちらかが宗派の信者であることが基本ですが、最近では関係なく行える寺院も増えてきました。
あまり馴染みがないですが、海老蔵さん・麻央さん夫妻、東貴博さん・安めぐみさん夫妻等有名人カップルが仏前式を挙げ話題になりました。

来世までの結びつきを誓うのは、
仏前式ならではですね~✨
どこで行える?
一般的には両家どちらかの先祖代々のお墓がある菩提寺、縁が深い寺院で行います。自宅に僧侶を招いて仏壇の前で執り行われることもあります。
大きな寺院は披露宴会場も併設されているところもあります。数は少ないですが、ホテルや結婚式場でも執り行うことができます。
衣装は何を着る?

仏前式の衣装は、神前式同様に白無垢と羽織袴が一般的ですが、ウェディングドレスとタキシードなどの洋装でも問題ありません。

お寺だけどドレス着ていいんだね!
費用はどのくらい?
場所にもよりますが、5万円前後のものもあり、10~25万円程度で申し込めるそうです。
仏前式の流れ

参列者入堂 雅楽が流れる中、親族、参列者の順で入堂します。
⇩
新郎新婦入堂 新郎新婦の世話役の媒酌人に付き添われて新郎が入堂し、媒酌人夫人に付き添われて新婦が入堂します。

媒酌人とは、
「結婚式で新郎新婦を取り持つ人。二人のことをよく知る夫婦が務める」

新婦のお父様と入場というわけではないんですね~!
⇩
僧侶入堂 式を執り行う司婚者である僧侶が入堂して焼香します。一同は合掌します。

「焼香」は心と体の穢れを落とす意味があるみたい!
⇩
敬白文朗読(けいびゃくもんろうどく) 僧侶が仏様とご先祖様に結婚式を行うことを報告します。
⇩
念珠授与(ねんじゅじゅよ)念珠とは「数珠」のことで、僧侶から念珠を新郎新婦に授与します。白い念珠は新郎へ、赤い念珠は新婦へ授けられ、合掌し、結婚式の終わりまで持ちます。

これが仏前式でもっとも大切な儀式となります!
⇩
指輪の交換 念珠授与が指輪交換のようなものなので、行わない場合もあります。
⇩
司婚の儀 僧侶が結婚の誓いを問い、新郎新婦は夫婦の契りを交わします。
僧侶か媒酌人が新郎新婦のために誓詞を朗読し、結婚が成立します。
⇩
焼香 新郎、新婦の順で、左手に念珠をかけたまま焼香して合掌します。
⇩
誓杯(せいはい) 神前式の三三九度にあたるもの。新郎新婦に続いて、参列者全員が親族固めの杯を交わします。
⇩
親族固めの杯 新郎新婦に続いて、参列者全員が親族固めの杯を交わします。
⇩
法話 僧侶から祝いの祈りとありがたいお話を聞かせてくれます。
⇩
退堂 一同が起立して合掌。その後、僧侶、新郎新婦、媒酌人、両親、親族の順に退堂します。
仏前式の注意点

仏前式を選ぶカップルが少ないので、会場が限られているのがデメリットです。お寺で必ずできるというわけではないので注意しましょう。
両家の宗派が異なる場合は事前に両親に相談しましょう。
式に参列できるのは原則親族のみとなっています。友人や同僚は披露宴からの参加となります。参列者は数珠持参です。参列者の服装は、礼服やパーティードレスで構いません。ただし、露出が多い服装は避けてもらうようにしましょう。
挙式後に披露宴会場に移動するパターンがほとんどなので、アクセスが良いところを選びましょう。
まとめ
珍しい挙式スタイルなので、新郎新婦も参列者も記憶に残る挙式となります。生まれる前から結ばれており、生まれ変わっても結ばれるなんてロマンチックですね!ご先祖様にも感謝できるスタイルでした。人と人との「縁」に感謝したい方にはおすすめです🌸
仏前式ができる式場を探す


コメント